広く深く専門性をもったエンジニアになりたいです

技術開発部門2016年入社

K.F

頭で考えたアイデアを実現化するのが好き

どんな子ども、学生でしたか?

わりと活発で、よく友達と外で遊びまわっていました。ものづくりに興味を持った原点は、小学校低学年の頃に、親から壊れたカメラなんかをもらって遊んでいたことだと思います。何が入っているんだろう?とワクワクしながら分解して、中から出てきた基板を見ては「なんだこれ!」って。バッテリーも抜かずに触っていたので、時々指が「バチッ」。今考えるとずいぶん危険なことをしていました(笑)。高専は、情報通信エレクトロニクス工学科を選択。授業でAndroid端末用のシューティングゲームアプリの開発をしたり、ゼミでは音声解析技術を応用した操作端末も作りました。ちょうどその頃、音声認識技術を搭載したiPhoneなどが出ていて注目されていたので、「自分もできそうだな」と思ったんです。頭で考えたものを形にしていくのは、面白かったですね。

仕事している様子
仕事している様子

人の役に立つ社会インフラの
開発がしたかった

入社の決め手は?

ものづくりの会社を探し、九電テクノシステムズに興味を持ちました。電力インフラはもちろんですが、電気自動車の急速充電池などの社会インフラも開発している会社だと知って身近に感じたから。電気は何にでも応用が効きそうで、幅広く社会に役立てるんだろうなと感じたんです。それにせっかくやるなら「これを作ってるよ」って言えたほうがモチベーションも上がるかなと。開発業務を志したのは、高専で主にプログラミングやハード設計を学んだので、それを生かしたいというのが大きな理由でした。あと私は地元が熊本なんですが、とりあえず県外で一人暮らしがしたかったので、ここは遠方の社員向けに独身寮も用意されてあり、金銭面の負担が軽いのもありがたかったです。

仕事している様子

事故位置を突き止めるため、
波形とにらめっこする日々

現在のお仕事を教えてください

配電線に落雷などの事故が起きたとき、発生箇所は目に見えません。私は、その発生箇所を特定して、すばやく原因を取り除きにいけるようにするための計算方法(アルゴリズム)の作成をしています。その手法を少し詳しく言うと、事故が起きたら通常にはない特有の波形が観測できるんですが、事故の発生原因によってこの波形は変わります。なのでまずは、波形を解析して事故の特徴を捉え、それをもとに発生位置を突き止めるんです。また同時に、そのアルゴリズムを実際の装置の中に組み込むためのソフト開発もしています。前任者から技術を学び、2年かけてこれらを開発、いまは実際に電力会社で運用を開始している段階です。ずっと波形とにらめっこしていたので、運用が開始されたときはやはりすごく嬉しかったですね。ちゃんと機能するかすごく不安もありましたが、今の所、予測レベルも良好な結果が出ています。

仕事している様子
K.F

ONE DAY

技術開発部門の1日

8:40出社

なぜかいつもギリギリです。

9:00~12:10データ解析作業

配電線事故が発生した場合などは、事故波形データを取り寄せ波形の解析作業に入ります。解析用ツールを通し、結果の妥当性などを確認します。

解析

13:00~14:00ミーティング

設計内容や、それに伴う資料などに不備がないかのミーティングを行います。

14:00~17:30開発作業(ソフト設計)

設計資料を基にソフト作成を行います。現在は主に数値解析ソフトを主としたソフト開発が主になっています。

行きつけの隣のラーメン屋

18:00~21:00退社

行きつけの家の隣のラーメン屋へ。先輩の紹介で行くようになりましたが、今では家から近いので自分のほうがよく行っています。(笑)

行きつけの隣のラーメン屋
仕事している様子

この技術ならこの人と、
一番に名前が上がる人

将来、目指している姿は?

広く深く、専門性を持ったエンジニアになりたいです。広く浅くが一般的でしょうが、私は「広く深く」がいい。政治や経済、ほかの分野も含めてですが、知っているときと知らないときでは大きく見方が変わると、社会人になって痛感しているからです。専門分野のことは特に広く深く身につけて、自分でなんでも作れるようになったり、実現できるようになりたいんです。身近でまさにそれを体現されている方もいます。その方は本当になんでも知ってるんですよ。少し説明しただけで深く思考を巡らせて、「こうだろう」と予測ができる。それはやっぱりすごいなって尊敬します。自分もそうなれるように、そして「この技術ならこの人に」と、一番に名前が上がるような人を目指したいですね。

仕事している様子